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2017-10-28

Web広告の種類と特徴を解説:最適な広告を選ぶための基礎知識


Web広告の運用を検討してはいるものの、種類が多くてどれを選べばいいのか分からず困っている…というWeb担当者は多いのではないでしょうか。

予算を無駄にしないために、数あるWeb広告の中から自社にマッチしたものを選ばなければなりません。本記事では最適な広告を選ぶための基礎知識として、Web広告の種類と特徴を解説します。

Web広告の種類はどんどん増えている

ネットがない時代はテレビのCMや新聞・雑誌の広告で宣伝するしかありませんでしたが、ネットが普及した現在、Web広告は宣伝に欠かせない媒体となっています。

リスティング広告やアフィリエイト広告を主軸に、動画広告やSNS広告などWeb広告の種類はどんどん増えている状況です。種類が増えることで選択肢が広がり、商品や予算に合わせて広告を選べるようになっています。

最適なWeb広告を選ぶために、それぞれの特徴を抑えておきましょう。

代表的なWeb広告の種類と特徴

リスティング広告

リスティング広告は、GoogleやYahoo!JAPANといった検索エンジンが提供しているWeb広告です。出稿した広告は検索エンジンの検索結果に配信されます。検索キーワードごとに単価が異なり、1クリックあたりの最大金額を設定して入札します。

PPC広告(クリック課金型)の一種で、広告がクリックされた時点で課金され、クリックされなければ費用は発生しません。競合が多いビッグキワードは入札単価が高騰しますが、競合の少ないロングテールキーワードなら少ない予算でも運用可能です。

代表的なリスティング広告は「Google AdWords(アドワーズ)」とYahoo!JAPANの「スポンサードサーチ」です。Yahoo!JAPANはGoogleの検索システムを導入しているので検索結果はほぼ同じですが、リスティング広告は別になります。

Google-AdWords
出典:Google AdWords

アフィリエイト広告

Webサイトやブログなどの媒体が設置している広告を掲載してもらい、成果に応じて報酬を支払う広告です。「成果報酬型広告」とも呼ばれており、商品購入や資料請求といった設定した成果が発生した時に広告費を支払います。

リスティング広告は成果にならなくても広告がクリックされた時点で費用が発生しますが、アフィリエイト広告はクリックされても成果に至らなければ費用は発生しません。ただし、ASPに支払う固定費用がかかる点に注意してください。

アフィリエイト広告はWebサイトやブログが広告を選んで掲載する仕組みであるため、ASPに固定費用を支払ったからといって必ず掲載されるわけではありません。広告が掲載されても成果が得られなければ固定費用がかかるだけです。

アフィリエイト広告は成果に対して費用が発生すること、ひとつひとつのWebサイトやブログに条件交渉をしなくて済むのがメリットとなります。広告を掲載してもらうには、アフィリエイト広告で収入を得る、いわゆるアフィリエイターと呼ばれるWebサイトやブログの運営者に掲載したいと思わせるような報酬設定や広告が必要です。

アドネットワーク広告

アドネットワークは、Webサイト、ブログといった広告を掲載してくれる媒体を集め、一括で広告を配信できる仕組みとなっています。広告主は複数の媒体に個別に交渉する手間が省け、媒体側は少ないPV数でも広告を掲載できるというメリットがあります。

配信する媒体のカテゴリを指定したり、配信時間・曜日・地域といった配信設定をしたりできるので、広告出稿の手間を省きつつ効果を高められます。ただ、媒体に広告を一括配信するという仕組み上、望んでいない媒体に配信されるというデメリットがあります。

代表的なアドネットワークは「Google AdSense」「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)」「nend(ネンド)」「i-mobile」などです。「Google AdSense」への出稿は「Google AdWords」から行います。

Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)
出典:Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)

DSP広告

DSPは「Demand-Side Platform(デマンドサイドプラットフォーム)」の略で、広告効果を最大化することを目的とした”ツール”です。複数のアドネットワーク、Ad Exchange、SSP(Supply Side Platform)への配信を自動で最適化し、配信してくれる仕組みになっています。

DSPによって配信する媒体やネットワークは異なりますが、広告効果を最大化するように自動で最適化してくれるので管理の手間がかかりません。広告費用に加えてDSPの利用料が発生するため、期待される広告効果に利用料が見合っているかよう検討して選んでください。

代表的なDSPは「DoubleClick Bid Manager」「MicroAd BLADE」「FreakOut」「Xrost DSP」などです。

DoubleClick-Bid-Manager
出典:DoubleClick Bid Manager

SNS広告

TwitterやFacebook、InstagramといったSNSのタイムラインに掲載する広告です。年齢、性別、興味、居住地域、言語といったユーザーの属性に合わせたターゲティングが可能で、特定のユーザーに向けた広告配信ができるのがSNS広告のメリットとして挙げられます。

各SNSで利用ユーザー層が異なるため、ターゲット層に合わせて媒体を選ばなければなりません。

Twitter広告
出典:Twitter広告

動画広告

動画広告は、主にYouTubeやニコニコ動画などの動画共有サイトに広告を配信します。また、SNSやWebサイト・ブログの広告枠への動画広告配信も可能です。

動画広告は情報量が多いため訴求力が高く、クリックされなくても記憶に残りやすいというメリットがあります。デメリットは制作費用がかかること、強制的な動画広告再生で印象が悪くなる恐れがあることです。

YouTubeなどの動画共有サイトでは「インストリーム動画広告」がメインとなっています。「インストリーム動画広告」は動画再生前に動画広告を流す仕組みで、一定時間経過後に広告をスキップできます。YouTubeへの動画広告配信は「Google AdWords」からできます。

YouTubeの動画広告
出典:YouTubeの動画広告

記事広告

記事広告は、Webサイトやブログの記事のコンテンツの一部として広告を掲載します。有名なWebメディアに広告込みの記事を発注し、記事の中に広告を自然に溶け込ませることで広告効果を高めます。

通常の記事と区別するために「PR」と記すのがルールとなっています。「PR」の表記に関してはネットで議論が巻き起こっていて、「PR」を表記しないとステマと捉えられる恐れがあります。特に表記しない理由がないなら、表記しておく方がよいでしょう。

効果を最大化するために最適なWeb広告を選ぼう

各Web広告にはメリット・デメリットがあり、掲載広告の種類によって向き・不向きがあります。クリック型課金や成果報酬型課金など、課金方式もWeb広告によって異なります。
予算や管理との兼ね合いもあるため、どのWeb広告が最適化は一概には言えません。

広告効果を最大化するために、Web広告の特徴を踏まえて最適な広告を選ぶことが大事です。どのWeb広告もタダでは出稿できませんので、予算を無駄にしないためにも各Web広告の特徴を理解しておきましょう。

おわりに

動画共有サイトの普及で動画広告が勢いを増すなど、Web広告業界は常に変化しています。これからまた新しいWeb広告が登場するかもしれませんし、現行のWeb広告に新しい機能が追加されるかもしれません。

Web広告で効果を最大化するために、日頃からWeb広告の情報をチェックしておきましょう。

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